住宅ローンに関する専門用語などをまとめました
- 元金均等返済(がんきんきんとうへんさい)
- 元金の返済額を一定にする住宅ロ-ンの返済方法。
最初の返済額は多く、元金の減少とともに利息も減少するため、返済が進むにつれ返済額が少なくなる。元利均等返済に比べ利息総額(返済総額)が少ない。 - 元利均等返済(がんりきんとうへんさい)
- 元金と利息を合計した毎回の返済額を返済額見直しまで一定にする住宅ローンの返済方法。
返済額が一定なので、返済計画が立てやすいが、返済開始当初は返済額に占める利息の割合が多く、元金はなかなか減らない。元金均等返済に比べ利息総額(返済総額)が多い。 - 繰り上げ返済(くりあげへんさい)
- 住宅ローンなどで毎回の返済額とは別にローンの一部を返済すること。
ローンの元金分に充当されるので、繰り上げ返済を行なうと、元金に対してかかるはずの利息が減り、返済総額も少なくなる。
繰り上げ返済には、毎月の返済額を変えずに返済期間を短くする「期間短縮型」と、返済期間を変えずに毎回の返済額を減らす「返済額軽減型」がある。 - 固定金利(こていきんり)
- 借入時の金利が返済終了まで適用されるローン金利。
返済計画が立てやすく、金利上昇によって返済額が増えるという心配はないが、一般的に変動金利に比べ金利が高い。 - 抵当権(ていとうけん)
- 債務不履行の場合、貸金についてほかの債務者に優先して弁済を受けられる権利。
住宅ローンを融資する際、金融機関が不動産を担保にしておき、お金を借りた人が返せなくなった場合に、担保にとった土地や建物を強制的に競売して、他の債権者よりも優先的に競売代金から借金を弁済してもらうなどがある。 - フラット35(ふらっとさんじゅうご)
- 民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供している長期固定金利住宅ローン。
基本的には、住宅の建築や購入に限られ、利用できる住宅には広さなどの一定の基準がある。
返済期間は最長35年の【フラット35】のほかに、最長50年の【フラット50】などもある。 - 変動金利(へんどうきんり)
- 借入時の金利が返済途中に変化する金利。
金利の見直しは概ね、年2回もしくは毎月行われる。金利変動に対する返済額は、5年間変わらないタイプ(返済額に占める元金と利息の割合を調整)と、金利変動ごとに返済額も変わるタイプとがある。 - ローン特約(ろーんとくやく)
- 金融機関などからの融資を前提として不動産を購入する際に、予定していた条件で融資を受けられなかった場合に、売買契約を白紙撤回できるという特約。
具体的な内容(金融機関名、ローン種別、借入金額、金利、手続きの期限など)を明記しておくことが重要で、その旨を契約書に盛り込んでおく必要がある。
ローン特約により売買契約が解除となった場合には、既に支払った手付金などの代金は返還してもらえる。